愛する者へ

1年前の本日


2011年4月15日 うるは遠い遠い世界へ旅立ちました。15歳でした。

2006年からおよそ4年半の闘病生活を闘い抜きました。

頑張ったね。いい子だったね。

ありがとう。

私のもとに来てくれてありがとう。




ブログを放置してしまって、記録を残せなかったのはちょっと残念ではありますが、

未だ振り返るにはちっと厳しい。。。


しかし、前を向いていつかまたうると出会えると信じています。


ここもあまりにも中途半端過ぎてしまったので本日、一区切りしたいと思います。


※前回の記事へコメントをいただいていたのに返信もせず、sariさん大変失礼しました。


思い起こすにはまだ心穏やかではいられないので、
毎日記録を取っていたノートは見返すことはできません。


うるの魂が宿っていた体は骨となり近くにおいて毎日話しかけてる
おかしな飼い主となりつつありますが、
たまには本当に近くに来て聞いてくれてたらいいのにな。なんぞ思いながら。



お別れってなんでこんなに寂しいんでしょうね。



毎日大きな声で出迎えてくれたり、
何をするにもついてきたり、報告してくれたり、
大好きな毛玉ボールを運んで持ってきたり、
「ごはん」って言葉が大好きだったり、
お薬を嫌がらずに毎日ごっくんしてくれたり、
一緒に寝てくれるのは年に数回だったけど、その時のゴロゴロ音は半端なかったり、
マグロのお刺身やカニカマ、ちくわ、猫草が大好きだったうる。




旅立つ2週間前くらいから歩けず、起き上がることも出来なくなり、
声も出すこともできず、食事も排泄もすべて介助が必要でした。


そんな自由の利かない体は、猫として辛いんじゃないかと悲しくもなりましたが、
それでも私はまだまだずっと一緒にいたかった。
いられると思っていました。本気で。



だけど、その日の朝は
いつもとの微妙な違いを感じ、
少し悩んで会社には休む連絡をし、
うるの定位置である押し入れの中で旅立ちの準備を始めたことに気が付きました。



その時のことは思い出すのはツラく書けませんが、
旅立ちに立ち会えたのは、うるが最後に用意してくれた大事な時間だと思っています。



もう、なでることも出来ない。
真ん丸な黒目に目を合わせることも出来ない。
声掛けに反応してくれることもない。
投薬、補液、排尿介助、栄養たっぷりなシリンジごはんをする必要がなくなった日々。
何もしてあげられることがない。。。



ぽっかりと空いてしまった時間とこころ。


受け入れるには時間が必要でした。




今でも毎日のように思い出すうるは闘病生活です。


楽しい日々を思い出していきたいのに、
自分の選んだ選択を後悔ばかりしています。
たとえ選択を変えたとしても、そう変わる未来はなかったんだろうなぁ。


でも。。。



そんな繰り返しの日々も、今日からは減らしていくように。


そんな区切りの日としようと思います。



悲しむだけでは、うるが寂しくなってしまうだろう。
今はきっと軽くなった体で走り回って遊びまわって、おいしいものたくさん食べてる。
嫌なことをされることも痛い思いもしない。怖い思いもしない。

だから楽しかった思い出をたくさん思い出して、
いつかの再会の日を夢見て待っていようと思います。


私なら姿かたちが変わっても、
うるだときっとわかる。



私は本当にダメな飼い主でした。
一人ぼっちにさせることが多く寂しい思いをさせました。
頑張ってるうるを前にいつもメソメソ泣いてました。
そんな飼い主をうるはまた会いたいと思ってくれるかわからない。


でもでもでも・・・


うるが大好き。
ずっと大好き。
うるに会いたい。
もう一度逢えたらなたくさん伝えたい。



だからまた会いに来てね。

もう少しこちらの世界で人間修行をしていくけど、
万が一先にそっちの世界に行くことになったら迎えに来て欲しいな。

贅沢なお願いかな。



またね。うる!




2012.4.15 cao