頑張って

なんかあったのぉ〜?


お昼頃、病院へ着いた。


車中、これが最後かもしれない。
何度も考えた。


でもそうしなければ、食べられなくて
いずれ限界が来てしまう。


やってもらうしかないんだ。


そう自分に言い聞かせた。


体重を量ると4.9kg。
4日で200gも減ってしまった。


麻酔を入れてもらう瞬間、
筋肉注射だから痛がって「にゃ〜〜ん」と鳴いた。


少ししてフラフラし出し、
もう意識が無いようだった。


「頑張って」


そう声を掛けるのが精一杯だった。


麻酔が効いた所で口の中を見せてもらうと、
潰瘍もなく、内側に曲がっていると思われた歯は
奥歯が折れているだけで曲がってなかった。
歯石がひどいのは何故か右側のみで、
右側の犬歯以外の歯を抜歯し、
あとはスケーリングで済みそう。


待合室で待ってると、
処置室から手術室に移動した気配がした。



すごく怖かった。


なんで?
呼吸止まったの?


頭の中がちょっとパニック状態。


気になって気になって、
全神経がそこに集中する。


少しして先生が出てきた。


歯が折れて神経が出ている状態だった。
人なら痛くてしみてきっと生活できないだろう。
ただ、動物は痛みに強くこういったことは良くあって、
あまり表に出したりせず、普通にしてるんだけどな。
これが原因でだったならこれで食べるといいねと。


手術室に移動した事を聞いたら、
麻酔が覚めてきたので少し吸わせたとのこと。


ほっ。



呼吸も安定してるし、静脈に点滴も入れてるから
夕方に迎えに来てくれればいいとのことで、
病院を後にする。


麻酔が覚めた様子を見たわけではないので、
まだ安心は出来ないけど、ちょっとほっとした。


一緒になって食べていなかったので、
食事をしたり時間を潰す。



夕方、お迎えに行くと、
入院室でぼーーーっとしている
うると対面。


良かった。本当に良かった。
心から安心した。


以前は病院ではイイ子ちゃんだったが、
何年も病院に通い続けた結果、
痛いことばかりする病院がすっかり嫌いになって、
処置してくれた先生に向かってシャーーっとやって、
それをみて安心して一緒に帰ることに。


血液検査の結果に貧血が気になる値がみられたが、
少し様子を見ることにした。



家に帰りさっそくごはんを食べ始める。


涙が出そうになったよ。


食べても全く口を気にしない。


まだ少し麻酔が残ってふらついているけど、
ごはんも食べられて、
水も飲めて、
ついて歩いてくる。


よかったよ〜
うる、頑張ったね〜
これでこれから食べられますように!



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